アンチエイジング>老化にかかわる原因説その１１、遺伝子支配説

この地球上に生きる生物、特に人間は１００人いれば１００通りの
能力の違いが存在します。たとえば運動能力が人よりずば抜けている人、
または人並み以上に思考的能力の優れた人など当然努力をした上で手
に入れた人もいるでしょうが、中には生まれたときからこれらの能力
を手にしてきた人も大勢います。彼らはこの世に生を受けた時親から
その優れた能力を遺伝子の中のＤＮＡに受け継がれてきたのです。

今回の『遺伝子支配説』は、この遺伝子（ＤＮＡ）の中に、身体的
特徴や、機能的な要素のみならず、寿命にかかわるあらゆる要素も
受け継がれて行き、その人の寿命が決定付けられているという説です。

良く長生きできる家系とかまたは短命の家系などと言われますが、
ある特定の病気に罹りやすい傾向があるなどということは、充分
遺伝的要素に含まれます。また老化に対する許容度も遺伝子に組み込
まれ、人それぞれ遺伝子に沿ったタイミングで老化に入るスイッチが
オンされるという説もあります。が、後天的要因でそのタイミングを
遅らせることも出来るらしいので、健康的な生活を心がける意義は充分
にあると言えるでしょう。